
【実例公開】コーギー刺繍の制作工程完全ガイド|うちの子刺繍オーダーの流れ」
こんにちは、Astream刺繍です。
「愛犬の刺繍をオーダーしたいけど、実際にどんな流れで進むの?」
そんな疑問にお答えするため、今回は実際の制作事例「コーギーのマルちゃん」を例に、 ご相談から納品まで全工程を詳しく解説いたします。
【この記事でわかること】
・ペット刺繍オーダーの具体的な流れ
・データ制作から本刺繍まで各工程の詳細
・お客様との打ち合わせのポイント
・10cm四方・8,500円のコーギー刺繍の制作実例
ペット刺繡オーダーの流れ|ステップ1:ご相談〜打ち合わせ
最初にいただいたのは、メールでのご連絡でした。
「ペットの写真をもとにクッションに刺繍してもらうことはできますか?」
というシンプルなご質問でした。
そこから、以下のような情報をやりとりしました:
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写真の共有(3枚ほど)
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刺繍サイズのご希望(10cm四方)
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クッション本体サイズ(60cm)
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仕上げ方(クッションカバー )
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ご予算の目安
コーギー刺繍のデザイン制作|ステップ2:下絵からデジタイズまで
次に、いただいた写真をもとに刺繍用の下絵を起こします。
毛色が白がベースで眉間から鼻までの白の毛並みとそこ以外の頬やこめかみなどの違いをつけ、輪郭と表情のバランスを調整するのに時間をかけました。
データをパソコンに取り込み、刺繍用データ(デジタイズ)を経て、一度シンプルな試し縫いを作成し、画像でご確認いただきました。
この段階で、
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「もう少し目をはっきりさせたい」というご要望があり、データを修正しています。
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写真をパソコンにデータを送り、刺繍をするためのデータ制作
本刺繡の工程公開|ステップ3:5足の糸で毛並みを再現
修正後のOKをいただいたので、本刺繍に進みました。
使用したのはポリエステル刺繍糸約5色。毛並みの流れを表現するため、同系色を重ねて自然なグラデーションを出すように配置しました。

額の部分をデータ化しています。顔の表情や毛並みに合わせ、顔のいろんなパーツをそれぞれで領域化(エリア分け)します

刺繍の縫い方のいろんな技法があるなかで曲線をつけたり、すこしランダムにしたり、荒くしたりなど様々のバリエーションをその都度毛並みや表情に合わせて調整します
刺繍が完了したら、別途用意していたクッションカバーに縫い付けました。なお、クッションカバーはお使いのものを郵送で送って頂きました。
お客様の声|実物の刺繍と立体感に感動
納品後にいただいたご連絡では、
「思っていたより立体感があって嬉しい」とのお声をいただきました。
実物の刺繍は画像で見るよりも立体的で色の違いもはっきりしていますので写真で見ていた以上に、実物の刺繍の質感が伝わったのだと思います。

クッションカバーに刺繍で縫い付けました。位置は中央でも端の方でもご希望通りに縫うことができます。実物を確認していただけると立体的で色がはっきりしていることがよりわかります
次回予告
次回は、この作品の中で実際に使ったステッチや、制作中に行った試し縫いの一部を写真付きでご紹介予定です。
「リアルな表現ってどう縫ってるの?」という方にとって、参考になる内容を目指しています。
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